とある民族音楽学者の日記

長年のフランス生活で培ったノウハウをシェアしたいと思います。よろしくお願いします。

歌は語学が基本

初めてフランスで、ハンガリー人歌手のマスタークラスに参加したとき、私以外の参加者はプロとして活動なさっている方々ばかりでした。フランス人、イタリア人、スイス在住アメリカ人など、そもそもが外国習得に恵まれた環境に生まれ育った人たちでしたが、それにしても、彼らの語学力に驚かされました。

 

特に、フランス人にも、日本人の訛りとどっこいどっこいの強い訛りがあるので、イタリア語やドイツ語ができていれば、ドイツ語が苦手なフランス人の先生から発音強制されて余計鈍ることもないので、いいと思います。

 

そもそも日本人という時点で、どうしても「話せない人」という固定観念で見られることから始まります。しかも、フランス人って多分日本人と同じくらい外国語コンプレックスがあるから(若者は別として、先生世代の人たち)、よりできないって思われてるアジア人に厳しい気がする!!!なので、フランスに留学するのでも、声楽の場合はイタリア語も勉強することをおすすめします。